フィルム加工で試作依頼をする場合のポイント

本格的なフィルム加工を依頼する前には、試作品を製作し、仕様や品質を確認する必要があります。本記事では、フィルム加工で試作依頼する際の流れやポイントを解説します。

一般的な試作品開発の流れ

フィルム加工の試作依頼は、会社によって若干異なる場合があります。以下は一般的な試作品開発の流れです。

1.試作品の仕様を決める

試作品を開発するにあたって、まず必要になる作業が仕様選定です。試作品の機能や使用する素材、サイズなどをしっかり明確にしましょう。ただ、あくまでも最初の仕様選定であり、最終的な製品とは異なります。製品の仕様選定は、試作品の結果を元に実施しますので、全てを盛り込む必要はありません。評価に欠かせない重要な部分のみを明確にしておきましょう。

2.デザイン・設計を行う

仕様を選定した後は、試作品のデザインと設計を実施します。製品のカラーや外装・内装の形状などをCADで書き起こしたり、ツールを使ってモデリングしたりしましょう。

大まかなデザインが完成したら、レビューをする必要があります。開発部門・チーム内でデザインを共有し、広くフィードバックを受けましょう。

3.試作品の見積もりや発注を依頼する

デザインも確定したら、外部業者へ試作品の見積もりを依頼しましょう。見積もりは、使用する材料やフィルム加工の方法、工数などによって変動します。CADのデータなど設計に関わるデータも必要ですので、求められたら提出しましょう。

見積もりが出たら、内容を社内で検討する必要があります。コストを抑えるためには、相見積もりを取ることも重要です。発注先を決めたら、試作品の製作を依頼しましょう。

4.試作品をチェック・評価する

業者に試作品を作成してもらったら、開発部門・チームで共有しましょう。そのうえで試作品の強度テストや機能確認・検証などを実施し、結果を評価することが重要です。試作品の評価は、最終的な製品の仕様選定や、製品を使用するユーザーの評価にも関わります。

なお、評価する際は計画を作成し、評価方法を決めることが大切です。項目を設け、評価の抜け・漏れの予防にも努めましょう。

5.仕様の再確認・変更を実施する

試作品を評価したら、仕様の再検討を行いましょう。評価のフィードバックをチェックすれば、製品化に必要な改善・変更点を明確にできます。必要であれば、仕様を変更した試作品を製作し、同様に評価を実施しましょう。

フィルム加工で試作依頼をする際のサービス・注目のポイント

金型の提案

フィルム加工の試作を依頼する際は、金型について提案を受けられるかどうかチェックしましょう。金型の提案に対応している業者であれば、フィルム加工に必要な金型の製作から対応してもらえます。別の業者へ依頼する手間を省けるでしょう。

加工の内容

加工の内容も確認しておきましょう。一口にフィルム加工といっても、加工方法・内容は多種多様です。業者によって対応している加工内容は異なるほか、得意・不得意な加工方法があります。試作品の仕様に適しているかチェックしましょう。

形状・素材の提案

業者によっては、試作品の仕様・デザインを設計する際の素材や形状の提案などにも対応しています。当初の予定よりも機能性が高い素材や、より機能的な形状をアドバイスしてもらえますので、初期段階からスムーズな開発が可能になるでしょう。

短納期での対応

試作品の納期は業者によって異なるため、発注前にしっかり聞いておきましょう。業者によっては、スピーディに試作品を製作できるよう体制を整えています。スケジュールが厳しい場合や、短納期を希望する時は、対応可能な業者を探してみましょう。

試作型を不要とする加工方法について

試作品を製作する場合、通常は試作型が必要になります。一方、レーザー加工やプロッター加工であれば、試作型を使わずにサンプルを製作できます。

レーザー加工は、レーザーを使用してフィルムを加工する方法です。一般的な金型が不要なうえ、微細な加工にもレーザーで対応できます。大きなフィルムの加工も可能なため、サイズの大きな試作品が必要な時にも適しています。

一方のプロッター加工は、刃を使用してさまざまな形状に加工する方法です。こちらも試作型が不要で、設計図面があれば対応できるのが特徴。材料の選定や形状のチェックもスピーディに行なえるほか、小ロット・多品種にも対応可能です。

ただ、どちらがよいかは試作品の仕様によります。フィルム加工会社と相談し、適切な方法を提案してもらいましょう。

円滑な試作依頼のためのポイントについて

担当者とのコミュニケーション

スムーズな試作依頼をするために欠かせないのが担当者とのコミュニケーションです。業者の担当者とのコミュニケーションを怠った場合、認識に齟齬が生じたり、情報伝達の抜け・漏れが起きたりするおそれがあります。試作品の製作にも影響するでしょう。

また、仕様を満たしていない試作品を製作されるなど、想定とは異なるトラブルが起こるリスクもあります。何度も試作品を製作する羽目になり、コストがかさんでしまう可能性も否定できません。

そうした事態を防ぐためにはコミュニケーションが必要不可欠です。担当者と密にコミュニケーションを取ることで、円滑な情報共有が可能になります。認識の齟齬を防げるだけでなく、業者側もスピーディにサンプルを製作できるでしょう。

依頼をする会社選び

試作品の製作を依頼する業者選びも大切です。プロジェクトの進捗や成否に影響しますので、慎重に選ぶ必要があります。

業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしておきましょう。

レスポンスの早さはコミュニケーションに関わるほか、プロジェクトのスケジュールにも大きく影響します。できるだけレスポンスが早い業者を選びましょう。担当者の対応も重要です。試作品製作にあたっては、こちらの話をしっかり聞いてもらい、適切に対応してもらう必要があります。

また、業者の技術力もチェックしましょう。技術力が乏しいと、試作品のクオリティが仕様を満たせないリスクがあります。もし他社へ加工を全部委託している場合、コミュニケーションが取りづらくなります。可能なら、自社で一貫対応している業者を選びましょう。

試作品の目的を確認する

試作品を製作する目的も確認し、担当者とすり合わせておきましょう。同時に必要数や納期も細かく決めておけば、スムーズな試作品の製作が可能になります。

また、試作品の目的を決めることで、担当者に伝えるべき要望を明確にできるのもメリット。目的が分かれば、業者側から提案をしてもらったり、アドバイスを受けたりすることも可能です。

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難加工対応の実績で選ぶなら

オーティス

オーティス株式会社公式サイト
引用元:オーティス株式会社公式サイト
https://otis-group.com/
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  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

公差実力値±0.05mm程度(素材・形状による) 参照元:オーティス公式HP(https://otis-group.com/blog/290/

試作納期

社内保有素材の場合は最短即日納品可能(目標6時間)

特徴1

自社開発の生産設備を多数持ち、金型・治工具の内製化ができる体制により、開発・試作~量産と、製品開発を段階ごとにサポートできる。

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今後、より求められる技術ニーズを捉えた、フィルムや金属箔などの加工実績があり、歩留まりの改善・難加工材への対応を実現

オーティスの
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オーティスに
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高クリーンレベルで選ぶなら

シーエステック

シーエステック株式会社公式サイト
引用元:シーエステック株式会社公式サイト
https://www.cstec-jp.com/
対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

±0.05~±0.3

試作納期

場合によって即日対応するケースあり。通常、納期の目安は平均1週間程度

特徴1

ISOクラス1(1m²に0.1ミクロンのホコリが10個以下)のスーパークリーンルームを完備、医療品分野などでマストとされる要件を満たした加工環境を持つ。

特徴2

PDMS(ポリジメチルシロキサン)成形や高精度の貼り合わせ加工、アッセンブリ、パッケージングまでワンストップで対応でき、短納期を実現。

シーエステックの
特徴を詳しく紹介

シーエステックに
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電話で問い合わせる

多彩な加工提案で選ぶなら

JOHNAN

JOHNAN株式会社公式サイト
引用元:JOHNAN株式会社公式サイト
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対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
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  • 半導体
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  • 建材
加工精度

打ち抜き規格±0.1mm(実力値では±0.05)対応可能

試作納期

保有設備で対応可能な場合、最短当日出荷

特徴1

打ち抜き加工のみならず、貼り付け・貼り合わせ・スリット・ラミネート・脱泡など幅広い加工に対応でき、取り扱い材料も多岐にわたる。

特徴2

開発・試作段階から相談可能で量産試作~量産と製品開発を段階ごとにサポートでき、依頼企業の構内での製造・生産管理・設備のメンテなども受託可能。

JOHNANの
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JOHNANに
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【選定条件】
「フィルム加工メーカー」で検索し、公式サイト内で「プレス加工」「打ち抜き加工」に対応していることを明記している54社から、最短当日出荷が可能で、加工精度を明記し、さらに高機能フィルムにも対応する3社を選定。
(2022年2月9日時点)

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