1996年の特殊な依頼がテープ製品開発のきっかけとなった、埼玉県越谷市にあるフィルムのプレス加工会社樫の木製作所。取引先企業が選びたくなる理由や対応素材、フィルム加工事例などをご覧ください。
引用元:樫の木製作所(https://www.oak-tree.co.jp/)
樫の木製作所ではテープ製品というグルーピングで、プラスチックフィルムや金属箔などを材料としたフィルムやテープ、シールなどを作製しています。
こうしたテープ製造に取り組むきっかけとなったのが1996年の特殊な案件。材料の組み合わせや製法の工夫などによって、当時高難度だったニーズのテープ製品に成功して、事業を本格化したという歴史があります。
樫の木製作所が対抗する加工技術はラミネート、コーティング、スリット加工、プレス加工。
プレス加工にフォーカスすると、ロールtoロールプレスや枚葉プレス、シートカット、そして画像処理による精密プレスもできますし、フィルムだけでなくスポンジやゴム、布などのプレス加工も請け負っています。
寸法は超微細レベルから400μm以上まで対応しています。
樫の木製作所では伸度測定器やフィルム誘電率測定器、恒温恒湿層、1,000倍デジスコープといった設備を使って、製品の測定や分析に活用しています。
樫の木製作所は新素材や新製品の開発にも力を入れている分、クライアント企業に提案する際は測定・分析結果というエビデンスを用意することで信頼性を担保。企業側も納得して採用できるでしょう。
樫の木製作所のプレス加工技術は、加工方法が多様で対応できる材料が幅広いといった特徴があります。
超微細なサイズのプレス加工では電子部品や雑貨などを取り扱っている企業のニーズに、厚みのある材料なら建材メーカーなどのニーズにマッチするといえるでしょう。
そんな樫の木製作所を含めたフィルムプレス加工メーカーの中から、短納期対応ができ、加工精度が高く、高機能フィルムの加工にも対応できる3社を紹介。貴社が求めるフィルム加工品にも対応できることでしょう。
樫の木製作所はフィルム・テープ製品及びその加工以外にもカーボンナノチューブの関連製品や農業分野の事業も手掛けています。
カーボンナノチューブ分散液を筆頭に、その分散液を塗工したフィルムやヒーターシートを開発。特にヒーターシートは複数の産業用ヒーターとして製品化もしているほど。農業分野では菌床栽培からインショップでの小売りまで、自社で実践しています。
本社所在地 | 埼玉県越谷市川柳町1-1-3 |
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営業時間 定休日 |
公式HPに記載なし |
代表電話番号 | 048-990-6540 |
公式サイトURL | https://www.oak-tree.co.jp/ |
公差実力値±0.05mm程度(素材・形状による) 参照元:オーティス公式HP(https://otis-group.com/blog/290/)
社内保有素材の場合は最短即日納品可能(目標6時間)
自社開発の生産設備を多数持ち、金型・治工具の内製化ができる体制により、開発・試作~量産と、製品開発を段階ごとにサポートできる。
今後、より求められる技術ニーズを捉えた、フィルムや金属箔などの加工実績があり、歩留まりの改善・難加工材への対応を実現。
±0.05~±0.3
場合によって即日対応するケースあり。通常、納期の目安は平均1週間程度。
ISOクラス1(1m²に0.1ミクロンのホコリが10個以下)のスーパークリーンルームを完備、医療品分野などでマストとされる要件を満たした加工環境を持つ。
PDMS(ポリジメチルシロキサン)成形や高精度の貼り合わせ加工、アッセンブリ、パッケージングまでワンストップで対応でき、短納期を実現。
打ち抜き規格±0.1mm(実力値では±0.05)対応可能
保有設備で対応可能な場合、最短当日出荷
打ち抜き加工のみならず、貼り付け・貼り合わせ・スリット・ラミネート・脱泡など幅広い加工に対応でき、取り扱い材料も多岐にわたる。
開発・試作段階から相談可能で量産試作~量産と製品開発を段階ごとにサポートでき、依頼企業の構内での製造・生産管理・設備のメンテなども受託可能。
【選定条件】
「フィルム加工メーカー」で検索し、公式サイト内で「プレス加工」「打ち抜き加工」に対応していることを明記している54社から、最短当日出荷が可能で、加工精度を明記し、さらに高機能フィルムにも対応する3社を選定。
(2022年2月9日時点)