高機能フィルムの加工に必要な設備や技術とは?【PR】

高機能フィルムの概要と主な製品例

高性能なフィルム
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/blog/gyoukai/health/%e5%8c%bb%e7%99%82%e7%94%a8%e5%93%81%e3%81%ab%e4%bd%bf%e7%94%a8%e3%81%99%e3%82%8bpp%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%83%a0%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/)

高機能フィルムとは、産業用資材の一種で、用途に合わせた機能を持たせるために加工されたフィルム。代表的なものがスマートフォンなどの液晶画面に使われる保護フィルムで、保護だけでなく視認性向上などの機能も要求されます。

これらディスプレイを持つ製品全般や電気・電子関連製品をはじめ、多くの産業用製品で多種多様な高機能フィルムが使われています。

高機能フィルムのプレス加工時に
起こりうる製品不良とは

高機能フィルムのプレス加工は精密加工作業でもあることから、不具合事象となる要因が多々あります。

代表的なものがバリとダレ。バリとは、プレス加工した後にフィルムの裏面にギザギザの突起が生じる状態を意味します。刃先の摩耗や破損に起因することもあれば、クリアランスがベストではなくカスが溜まって発生することもあります。

ダレとは、プレス加工時に刃先が進入する面の変形を意味します。こちらもクリアランスの問題と、ストリッパープレートなどおさえの状態に影響される不具合です。

高機能フィルム加工が
得意な会社・オーティス

オーティス株式会社
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/)

高機能フィルムの生産工程では、極めて高い精度のプレス加工が求められる一方、安定した加工品質でスピーディーに大量生産することも重視されます。また、継続発注する中では、材料調達や生産工程の工夫などによってコストダウンや機能性向上を実現しなければならない状況も見据えておく必要があります。

オーティスの特徴

オーティス株式会社の設備特徴
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/manufacturing/technology/)

岡山県に本社を置くオーティス。岡山県内に5つ、山梨県にも1つの工場を持ち、さらには中国や香港、タイ、シンガポール、スペインにもそれぞれ拠点を構えています。

技術力に大きな自信を持っており、細かな加工にも対応可能です。加工精度の高さは国内工場に限った話ではなく、海外拠点でも国内工場と同じ加工設備を導入しているため、「どこで作っても高品質」なフィルム加工品ができあがります。

加工用の金型を自社で製作できる技術力もあり、最短6時間対応を目指すというスピード納品が可能な要因ともなっています。

工場内の加工設備はそのほとんどを自社で設計しているため、改造への対応も可能。効率的に高品質な加工品が作れる環境づくりが行われているのです。

品質管理においては、ISO9001・IATF16949と2つの国際認証を取得しており、環境マネジメントの国際認証であるISO14001も取得済み。品質・環境管理の面でも信頼できる企業です。

独自技術を持つオーティスに
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お客様の声(業界:電池・エネルギー)

フィルム加工の目的:
リチウムイオン電池の安全性向上・長寿命化

引用元:オーティス公式HP(https://otis-group.com/blog/gyoukai/denchi/%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%86%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%81%ae%e9%95%b7%e5%af%bf%e5%91%bd%e5%8c%96/

依頼前の課題

ある企業の開発部門の研究員です。
リチウムイオン電池の安全性の向上と長寿命化させる製品開発で使用する特殊な部材を加工するメーカーを探していたところ、県の産業振興課を通じてオーティス様を紹介いただきました。

依頼した結果

実験用の電極材の加工や絶縁体の加工、さらには設備開発のノウハウを生かした実験用設備の部品加工まで対応していただきました。
比較的な少量の開発案件にも快く対応していただき、将来量産に繋がる際にも安定した大量生産体制も構築できるという事、材料メーカーとのつながりが大きいという事で材料の選考でも頼りになり、複数の企業にお願いすることなく多くの手間が省けました。

今後は量産化される際の安定供給やコスト改善でも力になってもらいたいと思います。

お客様の声(業界:モバイル・情報機器業界)

オーティス株式会社の事例
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/manufacturing/contribution/industry_information-equipment/)

プレス加工における課題

今までは自社で工程プロセスを行ってきましたが、今回、オーティス様のホームページを拝見し、「何か面白い提案をしてもらえるかも」と思い、熱圧着テープのカットとFPCへの貼付けに関して、お問い合わせいたしました。その後、営業担当、製造担当の方が訪問してくださり、当社の要望を詳細に聞き出してくださったので、安心して相談できました。

オーティスにお願いして良かったこと

プロセス検討段階からのテープ加工、自動貼り等に関して提案頂き、最終的にプロセスが合理的かつコストも削減できる方法を紹介していただきました。サンプルもすぐに提示していただき、納得いくまで何度も打合せを重ねました。

今後オーティスに期待すること

サンプルの提出等、終始スピード感ある対応をしていただき大変助かりました。今後もテープ加工・カット・貼り合わせで新たな挑戦をする際に、ご協力いただきたいです。

オーティス様は「モノづくり」を一緒に進めていきたいと思える会社です。

お客様の声(業界:自動車業界)

プレス加工における課題

機能性材料の評価にて、自社評価用サンプルを自社保有のプレス機で加工して作成していましたが、お客様への評価サンプルを提示するにあたり、お客様の要望の生産プロセス適用のためには、フィルムを多層積層する形状加工が求められました。1台のプレス機での対応は困難なため、オーティス様ともう1社に相談しました。

オーティスにお願いして良かったこと

オーティス様は相談の時点で想定していなかった課題に対しての提案を頂きました。

またスピード感のある対応にて、関係者はオーティスでプレス加工を進めたいと思うようになり、もう1社との検討はすぐに終了してしまいました。

今回の大きな課題は2点ありました。
1点目は「シート供給品を極力、人の手を介さずに自動化ラインを組みたい」
この点については、オーティス様が自社で生産設備を開発製造できる力を発揮して下さり、試作対応も数回の実施にて量産が可視化できました。

2点目は「フィルムの多層ラミネートにより最終的な剥離が求められる部位に対して
それぞれの層間でのトレードオフを探さなければならない」
この点については、取り扱い材料が豊富なオーティス様からの粘着テープ等のご提案下さり、条件をマトリックスでふり、構成をフィックスすることができました。

今後オーティスに期待すること

ご担当の営業の方が「卓越したプレス加工技術」がオーティスのビジョンなのですと仰ってました。今回の取組からも、自社で生産設備やプレス型を内製するからこそ実現できるのではないか?と感じております。引き続きご対応の程、よろしくお願いします。

ここからはオーティスがこれまでに対応した独自の加工技術を一部ご紹介します。

オーティスの独自技術

放熱シートTIM

オーティス株式会社放熱シートTIM
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/blog/gyoukai/mobile/hounetsu_sheet_tim/)

TIM材は放熱材で、異なる材料の間に挟んで電気を絶縁するとともに熱抵抗を下げるもの。情報通信機器のアンテナや自動車関連機器のセンサー用基板などに使われますが、柔らかさが重要となるTIM材の加工は難度が高く、オーティスではこうした加工も対応可能です。

放熱シートグラファイト

オーティス株式会社の放熱シートグラファイト
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/blog/gyoukai/mobile/graphite_sheet/)

グラファイトという素材の特性は、銅やアルミに比べて約7倍の熱伝導性を持っていることに加えて、軽量かつフレキシブルであること。

一方、素材としては大変もろく、粉末や層間剥離は生じやすいといったデメリットもあり、オーティスではパウチ加工などにより両面テープやキャリアフィルムの製品化ができます。

絶縁シート

オーティス株式会社の絶縁シート
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/manufacturing/use/)

絶縁用素材の中でも高耐熱や低熱膨張率、耐電圧など多くの優位性を持つのがPI(ポリイミド)。

オーティスでは0.15mm幅の打ち抜き加工に対応するなど十分な実績があり、納入先の用途では特にスマートフォンやEVなどのバッテリー、次世代電池用の絶縁シートなどで使われています。

細幅防水テープ

スマートフォンなどの防水性能に欠かせない部材が細幅防水テープ。限定された筐体サイズの中で大画面化など恒常的なスペックアップが求められる製品では、テープ幅もできるだけ細くしたいところ。

オーティスでは独自の金型技術と加工方法によって0.3mm幅の防水材料を共同開発・量産しています。

基材レス透明テープ加工

オーティス株式会社
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/manufacturing/use/)

ディスプレイやカメラなどに使われる光学部材の一種で、プレス加工やラミネート加工に高い技術と精度が必要となるのが基材レス透明テープ加工。

気泡や剥離、クラックといった生産工程における様々な不具合が生じるリスクがあり、オーティスでは高い加工精度と検査精度で対応しています。

ノイズ抑制シート

オーティス株式会社のノイズ抑制シート
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/manufacturing/use/)

電磁波ノイズを抑制することを目的とするノイズ抑制シートは、樹脂材料内に軟磁性材料を整然とレイアウトさせつつ電気的な隔離もするというシビアな構造を必要とします。

オーティスにはメフィットという独自開発した柔軟導電部材があり、これによって電磁波ノイズを抑制、回路内導通を高めることができます。

クッション

モバイル機器をはじめとして衝撃吸収を目的として使われる部材。家電品では防塵や音漏れ対策としても採用され、材料はウレタンやポリエチレン樹脂、シリコン、ゴムなど様々。

発注側のニーズによって適した材料をチョイスして、オーティスでは特性に合わせた加工ができます。

遮光シート

オーティス株式会社の遮光シート
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/manufacturing/use/)

スマートフォンをはじめとするカメラを使う機器全般で内部への光を遮るために使うのが遮光シート。

遮光以外にも衝撃緩和といった複数機能を持ったフィルム加工を求められるケースも多々あり、オーティスは多機能遮光シートにも対応。0.3mmの細幅加工やバリレス加工にも対応可能です。

小径穴あけ

MEMS(微小電子機械システム)技術の一環として、オーティスが強みとするのが小径穴あけ加工。

これは、金型や治具、加工設備に至るまで自社で設計・作成することで実現した、オーティス独自のパンチ金型作成技術によるもの。高難度の穴あけ加工を量産化できるわけです。

金属箔微細加工

オーティスでは厚さ0.2mmの金属箔を幅0.2mmのドーナツ状に打ち抜き加工できる技術があります。銅箔やアルミ箔をはじめとする金属箔は極薄である分、とてもデリケートで打ち抜き加工は高難度となる素材。

高精度の量産化には高い技術が求められます。

メフィット

オーティス株式会社のメフィット
引用元: オーティス株式会社公式HP
(https://otis-group.com/manufacturing/use/)

ノイズ抑制シートの項目でも紹介したオーティスの独自開発部材メフィットは、クッション性や静電気対策といった複数の機能性を持っています。

サイズや形状、固さなど加工における柔軟性に優れ、最薄0.2mmまでの薄型化もできるといったメリットがあり、両面テープとして貼るだけで用途を成します。

ミシン目セパレータ

複数本セット売りしている乾電池の包装材に代表される、絶縁部材を使ったセパレータのミシン目加工。粘着性がないために発注企業側の製造現場で使いづらいとされていたものを、オーティスはトイレットペーパーのような使いやすさと保管しやすさを備えた納入形態の開発で課題解決しています。

テーピング

オーティスでは粘着素材の打ち抜き~貼り合わせといったテーピング加工の自動化を実現。ガイド穴を利用したロールtoロール方式で位置精度を確保、キャリアシートはロール状に仕上げて納品できます。

素材によって取り扱いに差が生じるところ、オーティスは独自ノウハウをベースに、連続加工を可能としています。

新加工技術

フィルムやテープの加工で、平面だけではなく曲面や凹凸面にも対応できるシート成形技術を開発したのもオーティスの大きなアドバンテージ。

従来のプレス加工は厚みと抜き幅は原則1対1とされていたものを、オーティスはより狭い抜き幅加工を実現、0.4mmのPETフィルムで0.15mmの抜き幅も対応できます。

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オーティスの会社情報

本社所在地 岡山県真庭市中原202-13
営業時間
定休日
公式HPに記載なし
代表電話番号 0867-42-3690
公式サイトURL https://otis-group.com/