カード

会員証やポイントカード、ICカードなど、各種カード類でも多用されているフィルム。使用されているカードの種類や事例についてまとめました。

会員証・診察券

耐久性・耐水性フィルムが使われている事例

耐久性・耐水性フィルム
引用元:ショップカードPRO公式HP
(https://www.nishioka.co.jp/shopcard/spec-plastic.html)

会員証や診察券では、耐久性・耐水性フィルムを使用していることがあります。主にポリエチレンテレフタレート(PET)で作られており、柔軟性がある一方で破れに強いのが特徴です。耐久性が高いため、ショップの会員証や病院の診察券など、長期利用を前提としたユースケースに適しています。フィルムを使うことでカード自体を薄くできますので、お財布に入れてもかさばる心配がありません。

耐水性の高さもPETのメリットといえます。水や湿気、汗などに強く、雨・湿気によるカードの劣化や変形を予防できます。もし濡れたとしても、水分を拭けば元に悖るため、紙製のカードよりも長持ちさせられます。ただ、完全に防水できるわけではありませんので、使用環境によっては適さない場合があります。

デザイン性向上のためにフィルムが使われている事例

デザイン性向上
引用元:GOODCARD公式HP
(https://goodcard.jp/option_hakuoshi/)

カードのデザイン性向上を目的としてフィルムを使用している事例です。金や銀などのメタリックカラーや、マットカラーなどを熱・圧力で転写したもので、一般的なフィルムとは異なる光沢感を出せます。また、メタリックカラーは高級感を演出できるため、ゴールドカードやVIP向け会員証など、特別なシーンでの利用に適しています。

使い方によっては、さまざまな表現が可能になります。カードのデザイン性を高めたい時は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

トレーディングカード

ホログラムフィルムが使用されている事例

トレーディングカード
引用元:トーツヤ・エコー公式HP
(https://www.totsuya-echo.jp/blog/category01/a85)

レアリティによって、多彩な加工が施されているトレーディングカード。きらびやかな印象を与えるホログラムフィルムを利用しているケースも少なくありません。

ホログラムフィルムはインキで小さな柄や凹凸が描かれており、見る角度や光の反射によって輝いたり、色が変化したりする特徴を持っています。豪華なイメージを演出することが可能で、トレーディングカードでよく用いられています。

また、カードに付加価値を加えられるのもメリットです。見る人にインパクトや特別感を与えられますので、希少性をアピールしたい時に適しています。もちろんトレーディングカード以外にも活用が可能です。

製造業において、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)は重大3要素です。
当サイトでは特に品質と納期にフォーカスしてフィルムプレス加工会社を調査し、各社の技術力を比較しています。ぜひ業者選びの参考にしてください。

短納期で高機能フィルム加工が可能なプレス加工会社3選

ポイントカード

ロイコリライトフィルムが使用されている事例

ロイコリライトフィルム
引用元:カードマーケット公式HP
(https://cardmarket.jp/article/variations/10-rewritepvc/)

ロイコリライトフィルムは、リライト機能を持っているフィルムのことです。ショップのポイントカードや、病院の診察券など、情報管理が必要なシーンで利用されています。

ロイコリライトフィルムのメリットは、カード表面に記載された情報を書き換え(リライト)できる点にあります。フィルムの表面には特殊な塗料が塗られており、温度を変化させることで古い情報の消去や新しい情報の印刷が可能です。ただし、リライト時は専用の機械が必要になります。

ICカード

ICカード
引用元:デクセリアルズ公式HP
(https://www.dexerials.jp/products/acf/eh1038.html)

小さなチップを搭載し、さまざまなデータのやり取りを可能にしているICカード。接触型と非接触型の2種類に分けられますが、非接触型のICチップとアンテナ回路を接続する部分では、フィルムを利用されていることがあります。

ICカード向けフィルムは、PCやPVCなど基材に接着することが可能です。ICチップを埋め込む設備があれば、簡単に導入できます。はんだに代わって利用すれば、工数の削減や生産効率の向上が期待できるでしょう。また、端子同士を絶縁できますので、端子同士の接触によるショートを防げます。一方でICチップと回路を接着させ、導電することも可能です。

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難加工対応の実績で選ぶなら

オーティス

オーティス株式会社公式サイト
引用元:オーティス株式会社公式サイト
https://otis-group.com/
対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

公差実力値±0.05mm程度(素材・形状による) 参照元:オーティス公式HP(https://otis-group.com/blog/290/

試作納期

社内保有素材の場合は最短即日納品可能(目標6時間)

特徴1

自社開発の生産設備を多数持ち、金型・治工具の内製化ができる体制により、開発・試作~量産と、製品開発を段階ごとにサポートできる。

特徴2

今後、より求められる技術ニーズを捉えた、フィルムや金属箔などの加工実績があり、歩留まりの改善・難加工材への対応を実現

オーティスの
特徴を詳しく紹介

オーティスに
フィルム加工を相談する

電話で問い合わせる

高クリーンレベルで選ぶなら

シーエステック

シーエステック株式会社公式サイト
引用元:シーエステック株式会社公式サイト
https://www.cstec-jp.com/
対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

±0.05~±0.3

試作納期

場合によって即日対応するケースあり。通常、納期の目安は平均1週間程度

特徴1

ISOクラス1(1m²に0.1ミクロンのホコリが10個以下)のスーパークリーンルームを完備、医療品分野などでマストとされる要件を満たした加工環境を持つ。

特徴2

PDMS(ポリジメチルシロキサン)成形や高精度の貼り合わせ加工、アッセンブリ、パッケージングまでワンストップで対応でき、短納期を実現。

シーエステックの
特徴を詳しく紹介

シーエステックに
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電話で問い合わせる

多彩な加工提案で選ぶなら

JOHNAN

JOHNAN株式会社公式サイト
引用元:JOHNAN株式会社公式サイト
https://www.johnan.com/
対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

打ち抜き規格±0.1mm(実力値では±0.05)対応可能

試作納期

保有設備で対応可能な場合、最短当日出荷

特徴1

打ち抜き加工のみならず、貼り付け・貼り合わせ・スリット・ラミネート・脱泡など幅広い加工に対応でき、取り扱い材料も多岐にわたる。

特徴2

開発・試作段階から相談可能で量産試作~量産と製品開発を段階ごとにサポートでき、依頼企業の構内での製造・生産管理・設備のメンテなども受託可能。

JOHNANの
特徴を詳しく紹介

JOHNANに
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電話で問い合わせる

【選定条件】
「フィルム加工メーカー」で検索し、公式サイト内で「プレス加工」「打ち抜き加工」に対応していることを明記している54社から、最短当日出荷が可能で、加工精度を明記し、さらに高機能フィルムにも対応する3社を選定。
(2022年2月9日時点)

【必見】事例紹介あり! 高機能フィルムの加工 必要な設備や技術とは?