布や革などの生地は、表面にフィルム加工を施しているものもあります。ここでは、生地でのフィルム使用事例をご紹介します。
布生地の表面にラミネート加工を施した事例です。ポリウレタンフィルムが使用されています。表面は柔らかく、なめらかな質感があり、さまざまな衣料品に利用できるのがポイント。光沢もあるので、高級感を演出することも可能です。
革にPVC加工を施した事例です。さまざまなアイテムに利用されています。質感は基本的に柔らかいですが、フィルム素材によって固さを調整ことが可能です。また、革に耐光性を付与できるほか、汚れにも強くなるため、メンテナンス性を高められます。
布や革などの生地にフィルム加工を施すと、生地の防水性能を高められます。布・革は水に濡れると染みになりますが、フィルムの種類によりますが、PVCなど防水性能が高いものは、水をしっかりと弾いてくれます。水濡れによる生地の染みを予防できるため、防水性能を高めたい時にはフィルム加工がおすすめです。
また、メンテナンス性の向上を目的にフィルム加工を行う場合もあります。フィルムによって生地がコーティングされると、汚れが付きにくくなります。もし汚れが付着しても、取りやすくなりますので、洗濯やお手入れにかかる負担も減らせます。
シワやほつれ予防のためにフィルム加工するのもおすすめです。フィルム加工された生地は、ある程度のハリが出るため、型崩れに強くなります。素材の端もフィルムで固定されますので、糸がほつれる心配もありません。
PVC加工に適している生地は、主にナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られたものです。これらは通気性が低いため、PVC加工を施しても生地の機能性はさほど変化しません。また、PVC加工加工によって凹凸や模様などの装飾を施すことも可能です。
一方、布や麻のような天然素材は通気性が高いため、PVC加工には向きません。フィルム加工が必要な場合、ラミネートを検討したほうがよいでしょう。
公差実力値±0.05mm程度(素材・形状による)
社内保有素材の場合は最短即日納品可能(目標6時間)
自社開発の生産設備を多数持ち、金型・治工具の内製化ができる体制により、開発・試作~量産と、製品開発を段階ごとにサポートできる。
今後、より求められる技術ニーズを捉えた、フィルムや金属箔などの加工実績があり、歩留まりの改善・難加工材への対応を実現。
±0.05~±0.3
場合によって即日対応するケースあり。通常、納期の目安は平均1週間程度。
ISOクラス1(1m²に0.1ミクロンのホコリが10個以下)のスーパークリーンルームを完備、医療品分野などでマストとされる要件を満たした加工環境を持つ。
PDMS(ポリジメチルシロキサン)成形や高精度の貼り合わせ加工、アッセンブリ、パッケージングまでワンストップで対応でき、短納期を実現。
打ち抜き規格±0.1mm(実力値では±0.05)対応可能
保有設備で対応可能な場合、最短当日出荷
打ち抜き加工のみならず、貼り付け・貼り合わせ・スリット・ラミネート・脱泡など幅広い加工に対応でき、取り扱い材料も多岐にわたる。
開発・試作段階から相談可能で量産試作~量産と製品開発を段階ごとにサポートでき、依頼企業の構内での製造・生産管理・設備のメンテなども受託可能。
【選定条件】
「フィルム加工メーカー」で検索し、公式サイト内で「プレス加工」「打ち抜き加工」に対応していることを明記している54社から、最短当日出荷が可能で、加工精度を明記し、さらに高機能フィルムにも対応する3社を選定。
(2022年2月9日時点)