調光フィルムとは?特徴・用途について

こちらでは、透明・不透明に切り替えることができる「調光フィルム」について、わかりやすく解説しています。透明度が変化する仕組みのほか、用途例などもあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

調光フィルムとは

電源を入れたり切ったりすることで、透明・不透明というように透明度を変化させることのできるフィルムのことを、調光フィルムといいます。

ブラインドやカーテンとしての機能があるので、セキュリティー対策として、あるいはプライバシーを確保するためのアイテムとしても活用することが可能です。ブラインドやカーテンと異なり、必要に応じて、透明にすることができるため、とても便利です。

モード選択が可能な調光フィルムもある

商品によっては、モードを選べるようになっているものもあります。たとえば、電源を切っているときには不透明、そして電源が入っているときには透明になる「ノーマルモード」、そしてその逆の「リバースモード」などです。

たとえば、リバースモードを選択しておけば、透明な状態にしている間は電気が要りません。ですから、普段は基本的に透明な状態にしておきたい、という場合には、リバースモードがおすすめです。また、停電発生時などの緊急事態にも、内側の様子を確認しやすいです。

さらに、透明・不透明のほか、グレーなども選べる商品もあります。調光フィルムを使用する目的やスペースの雰囲気などに合わせやすくなります。

調光フィルムの仕組み

電圧を利用して調光フィルムの透明度をコントロールしています。電圧をかけると、液晶分子が整列した状態になるので、高分子および液晶の屈折率がほぼ同じになります。その結果、フィルムが透明に見えるのです。その逆に、電圧をかけていない場合は、粒子の方向がばらばらになり、界面で光が散乱した状態になっているので、フィルが不透明に見えるわけです。

調光フィルムの魅力

商品にもよりますが、調光フィルムは、電源のオンオフのみで透明不透明を手軽に切り替えられるだけでなく、切り替えに時間がほとんどかからないところも注目すべきポイントです。0.1秒もかからないものもあります。タイムラグが無いに等しいといえますね。

また、ブラインドやカーテンなどと比較すると、汚れにくいです。汚れにくいということは、お手入れの負担も抑えやすくなるわけで、この点も、調光フィルムの魅力となっています。

そしてもうひとつ、スタイリッシュさも大きな魅力です。調光フィルムを上手に用いたオフィスや店舗は、見る人に、より洗練された印象を与えることができます。

参照元:Crystal Magic Film(https://magicfilm.jp/the-market-price-film.html#head2-2)

調光フィルムの用途について

ブラインドやカーテン、あるいはオフィスパーテーションなどの代わりになるアイテムとしてだけでなく、他にも、工夫次第でさまざまな使い方をすることが可能です。

たとえば、スクリーンとして利用すれば、映像投影ができます。企業のミーティングなどで資料を投影したいときや、店舗のショーウィンドウに広告・宣伝を投影したいときなども便利です。あるいは、自動車のリアサイドガラスやサンルーフに組み込むこともできます。

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