飲料などを販売する自動販売機では、抗菌や防虫のためにフィルムを使用している場合があります。ここでは、自動販売機のフィルム使用事例を紹介しています。
コロナ禍以降、商品の抗菌に対する関心が高まりました。そのような中、自動販売機で抗菌フィルムを導入したケースがあります。コカ・コーラボトラーズジャパンが始めたもので、自社の自動販売機に抗ウイルス・抗菌加工を施したものです。
使用したフィルムは、リケンテクノスが展開するRIKEGUARD V(リケガードV)。抗ウイルス性や抗菌性、安全性の認証に関するSIAAマークを取得している商品です。コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、商品を選択するボタンや、商品の取り出し口(フラッパー)部分にフィルムを導入しています。フィルムの材質は柔らかく、曲面にもしっかりフィットするほか、透明度が高いため、ボタンの視認性を保つことができます。フィルム上のウイルス増殖を抑える抗菌性の高さもポイントです。
参照元:コカ・コーラ ボトラーズジャパン公式HP(https://www.ccbji.co.jp/news/detail.php?id=808)
自動販売機の商品を照らす光に誘われ、虫が寄ってくることは珍しくありません。掃除の手間も増えてしまいますが、防虫対策を施したフィルムを装着することで、不快な虫が寄りつきにくくなります。
フィルムを貼り付ける部分は自動販売機内部の蛍光灯で、見た目がほとんど変化しないのが特徴。フィルムを装着するのみで済むため、短時間で作業できるのがメリットです。捕虫器を併用すれば、さらに効率的な防虫対策が可能です。
自動販売機へフィルムを導入するメリットは、さまざまな保護効果を付与できる点にあります。抗菌や防虫対策が可能になるのはもちろん、フィルムが表面を保護してくれるので、キズや汚れも防ぐことができます。
また、フィルムでラッピングを施せば、自動販売機のアピール力を高められます。視認性もアップしますので、通行人の目を引いたり、周辺にある他の自動販売機と差別化できたりします。
公差実力値±0.05mm程度(素材・形状による)
社内保有素材の場合は最短即日納品可能(目標6時間)
自社開発の生産設備を多数持ち、金型・治工具の内製化ができる体制により、開発・試作~量産と、製品開発を段階ごとにサポートできる。
今後、より求められる技術ニーズを捉えた、フィルムや金属箔などの加工実績があり、歩留まりの改善・難加工材への対応を実現。
±0.05~±0.3
場合によって即日対応するケースあり。通常、納期の目安は平均1週間程度。
ISOクラス1(1m²に0.1ミクロンのホコリが10個以下)のスーパークリーンルームを完備、医療品分野などでマストとされる要件を満たした加工環境を持つ。
PDMS(ポリジメチルシロキサン)成形や高精度の貼り合わせ加工、アッセンブリ、パッケージングまでワンストップで対応でき、短納期を実現。
打ち抜き規格±0.1mm(実力値では±0.05)対応可能
保有設備で対応可能な場合、最短当日出荷
打ち抜き加工のみならず、貼り付け・貼り合わせ・スリット・ラミネート・脱泡など幅広い加工に対応でき、取り扱い材料も多岐にわたる。
開発・試作段階から相談可能で量産試作~量産と製品開発を段階ごとにサポートでき、依頼企業の構内での製造・生産管理・設備のメンテなども受託可能。
【選定条件】
「フィルム加工メーカー」で検索し、公式サイト内で「プレス加工」「打ち抜き加工」に対応していることを明記している54社から、最短当日出荷が可能で、加工精度を明記し、さらに高機能フィルムにも対応する3社を選定。
(2022年2月9日時点)