共押出多層フィルムとは?ラミネートフィルムとの違い

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共押出多層フィルムとは

共押出しフィルムは、「きょうおしだし」もしくは「ともおしだし」と読みます。種類の異なる樹脂を平行した2つ以上のスリットから一緒に押出し、製膜しながらラミネートまでされているものを指します。

単体だと、数μmほどの薄さのフィルム状にもできないものを最大5〜7層まで積層可能とされており、多種多様な用途や性能を備えるフィルムがつくられているのが特徴です。このフィルムの種類は多岐にわたり、ドライラミネートといったベースフィルムから、シーラントに使用されるものまで揃います。

ここでは、製膜しそのまま使用できるチューブ状のフィルムと、単体で自動包装に使用できる共押出しフィルムについて解説します。

10年以上前から、共押出し技術の存在は注目されていましたが、爆発的に増えることはありませんでした。

しかし、さまざまな高機能性共押出フィルムが製造できるようになるとともに、フィルムユーザーや消費者の要求も多様化している状況であり、環境問題も追い風になってきたことから、種類や量も増加しています。

参照元:株式会社サンコー商事公式HP(https://www.sanko-shoji.jp/lecture/cn4/pg128339.html

共押出多層フィルムの特徴

共押出多層フィルムには、どのような特徴があるか気になるものです。ここでは、主な特徴についてまとめています。

強度・耐久性の高さ

特徴の1つ目には、強度・耐久性の高さが挙げられます。複数の材料を重ね合わせることによって、強度と耐久性に優れています。そのため、袋やフィルムが外部から衝撃・摩擦が生じても、優れた耐性を備えているので、長期間、機能性を維持できます。

柔軟性

特徴の2つ目には、性質の柔軟性も挙げられます。異なる材料を組み合わせると、耐熱性・耐寒性・耐ピンホール性などさまざまな用途に沿った性質を持たせることが可能です。このことから、製品の保存や輸送にあたって、適切な包装も可能となります。

さまざまな分野での活用

特徴の3つ目は、幅広い活用法です。このフィルムは、優れた特性を備えていることから幅広い分野で活用できます。

食品包装・医薬品のパッケージングのほかに電子部品や工業製品の保護袋としても活用できます。フィルムや袋の特性を調整することにより、特定のニーズに合わせた包装を提供可能です。

ラミネートフィルムとの違いは?

主な違いは、強度における違い・生産コストの違いがあるとされています。

ラミネートは、2つのフィルムをのりで貼る製法のことであり、フィルム業界では、「ラミ」と呼ばれているのが特徴です。その中の大部分は、ドライラミネートだと言われています。

一方のフィルムに、有機溶剤に溶かした接着剤を塗って乾燥ゾーンで溶剤を蒸発させた後、もう一方のフィルムを貼り合わせているのが特徴です。共押出製法は、2つ以上の樹脂を同時に押出すことにより1枚のフィルムに成形する技術を指します。

ここでは、ラミネートフィルムとの違いについて解説します。

参照元:四国化工株式会社公式HP(https://www.shikoku-kakoh.com/column/2025/03/vol0-3.html

強度における違い

ラミネート加工は接着剤を使用するため、耐久性や接着強度に限界があるケースもあります。一方で、共押出の場合は、異なる樹脂と共に押し出して一体化させる技術であり、層間の接着強度や耐久性に優れています。

また、異なる樹脂を組み合わせることにより、耐熱性・耐薬品性・酸素バリア性などさまざまな機能を持たせることも可能です。

生産コストの違い

ラミネート加工は、フィルム製造と貼り合わせの際に工程が異なります。各工程において、単純化が可能なため、大量生産に適しています。一方、共押出の場合、原料から一度の工程でフィルムの生成が可能です。

原料レベルでの知識や高度な製造技術が必要ですが、製造時間の短縮やコストカットにつながる点が大きなメリットです。とりわけフィルムや袋の製造では、効率的に生産する必要があることから、共押出技術は効果的です。

参照元:包材・フィルム.com公式HP(https://soft-packaging-material.com/product/detail22/

共押出多層フィルムの製法は?

軟包装用フィルムは、柔軟性のある薄いプラスチックフィルムを使用した包装材のことです。

製造は、異なる性質の樹脂を溶かして金型内で重ね合わせてフィルムに成形していきます。本質的な機能は、機械設備や樹脂の種類によって左右されると言われています。製法は、透明性に優れ、均一な厚みにするための技術が欠かせません。

押出しダイスの形状によって、Tダイ法とインフレーション法があります。

ダイスの押出し口がフラットになっている場合は、1枚のシートに製膜されて出てきますが、これをTダイ法と呼びます。

一方、ダイスの形状が円形の場合、チューブ状に製膜され、底シールとカットを行なうだけで袋になりますが、これをインフレーション法と呼びます。ダイの内部または出口が数層にわかれており、各層から異種の樹脂が押出され、製膜とともにラミネートされて出てきます。

参照元:株式会社サンコー商事公式HP(https://www.sanko-shoji.jp/lecture/cn4/pg128339.html

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