熱プレス成形(ヒートプレス)とは?テープ・フィルム加工の工法まとめ

熱プレス成形(ヒートプレス)は、材料に熱と圧力を同時にかけて、成形・接合・焼結を行う加工技術です。ここでは、熱プレス成形(ヒートプレス)加工についてまとめました。熱プレス成形(ヒートプレス)加工に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

熱プレス成形(ヒートプレス)とは

熱プレス成形(またはヒートプレス成形)とは、熱と圧力を用いて樹脂材料を特定の形状に成形するプロセスのことを指します。これは、主として熱可塑性樹脂(加熱すると柔らかくなり冷却すると固まる性質を備える樹脂)を対象としているのが特徴です。材料を加熱して柔らかくなった状態で金型に挟み、圧力をかけることにより成形。冷却後、成形品が取り出されます。

熱プレス成型は、非常に高い精度を備え、微細なディテールも再現可能とされています。また、さまざまな材料に対応しており、熱可塑性樹脂を成形することができるため、材料の選択肢が広がるでしょう。

主な熱プレス成形(ヒートプレス)の種類

単軸熱プレス成形

単軸熱プレス成形とは、加熱しながら一方向(単軸)に押し固めていく加工方法のことです。片面からのプレスと加熱を施し、金型で成形していく加工を指します。この技術は、特に均一な材料特性が求められる高性能な小型部品の製造において有効とされています。

多軸熱プレス成形

多軸熱プレス成形は、複数軸から均一に圧力を加えられる成形のことです。製品の厚みが均一になりやすく、型跡がつきにくいため高品質な外観が得られやすいいのが特徴です。多軸型は複雑部品に対応可能なほか、作業面積が広くなるため、より大きな材料の処理にも向いているとされています。

ダブルスチールベルトヒートプレス

本の加熱されたスチールベルト間で連続加圧成形します。2つのスチールベルトにて、ワークをプレスしながら加熱し、その後、除圧をせずにワークを冷却プレスして搬送する装置を用います。連続生産・高精度成形に適しているのが特徴です。

真空熱プレス成形

真空熱プレス加工とは、シート状態のフィルム同士を熱圧着する成形のことです。真空と加熱で成形する方法であり、真空成形より肉厚均一性が高く、端部が平たい製品にも最適だとされています。

熱プレス成形(ヒートプレス)に対応している製品は?

家電の外装・内部部品

家電の外装・内部部品に対応しています。具体的には、PCやABS樹脂の外装パネル、操作パネルの成形に利用されることが多く、高精度な意匠性と耐久性を提供しているのが特徴です。

電子機器の絶縁部品

電子機器の絶縁部品にも対応しているのが特徴です。耐熱絶縁フィルムの成形で高精度な部品製造を可能にし、製品の安全性向上にも寄与しています。また、プリント配線板の銅張り積層板や多層基板の圧着・成形に欠かせない技術でもあります。

そのほか、半導体基材の加工にも活用されているのが特徴です。積層部品の厚み精度向上や半導体ウェハーの接合、セラミック基板の焼結、マイクロエレクトロニクス部品のカプセル化などに使用されており、高純度で信頼性の高い電子部品の製造をにも寄与しています。

電子部品や精密部品の分野で広く利用されている機械用トレイにも用いられています。

電子機器部品の事例|集光レンズ(真空成形・圧空成形.com Produced by 名古屋樹脂工業株式会社)


画像引用元:三栄プラテック(https://www.saneipla.co.jp/processing_example/23/)

医療機器部品

複雑形状のバイオ医療部品に使用されることが多く、高性能かつ精密な構造が求められる場面で採用されています。また、手術台のパネル(高強度・衛生性)や、MRIスキャナのカバー(複雑形状)など、耐久性や高い強度、精密な形状をようする部品の成形に熱プレスが利用されるのが特徴です。

医療機器部品の事例|機械用トレイ(真空成形・圧空成形.com Produced by 名古屋樹脂工業株式会社)


画像引用元:真空成形・圧空成形.com Produced by 名古屋樹脂工業株式会社(https://plastic-sheetforming.com/faq/faq-10/3063/)

自動車関連部品

内装材・電子部品ケースとして耐熱、耐久性に優れた成形品製造に利用されることがあります。自動車の軽量化と強度を確保するため、高強度鋼板(ハイテン材)の成形には熱プレスが欠かせません。加熱で材料を軟化させ、スプリングバックを抑制することにより、冷間プレスでは困難な高精度成形を実現します。

対象部品は、シャーシフレームやドアトリム、アンダーカバー、ダッシュボード、エンジンやトランスミッション部品などとなっています。耐久性と衝撃吸収性の確保のため、厚みのあるシート材が用いているのが特徴です。

自動車関連部品の事例|透明エンジンフード(イベント用のレストア車)


画像引用元:三栄プラテック(https://www.saneipla.co.jp/processing_example/78/)

熱プレス成形(ヒートプレス)に対応している会社は?

河村産業

河村産業は、三重県四日市市にあるフィルムのプレス加工会社。加工技術においては、精密スリット加工やプラズマ表面処理といった強みを持つ企業でもあります。 企業からのオーダーに応えた製品づくりと合わせつつ、自社独自の研究開発にも勤しむ体制を構築しています。

本社所在地 三重県四日市市西大鐘町330
営業時間/定休日 記載なし
電話番号 059-337-1122
グーグルマップ

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速巧

速巧は、自社による一貫体制を構築している企業です。2014年にはISO9001の認証を取得しているほか、本社工場を増築するなど、常に成長できるよう努めている会社です。また、小ロットでの受注や試作品提供にも対応するなど、顧客の幅広いニーズに対応できるよう努力しています。

本社所在地 埼玉県八潮市2-1133-1
営業時間/定休日 記載なし
電話番号 048-998-5661
グーグルマップ

速巧の
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ヨシオカ

「お客様第一」を掲げ、社名が示すようにスピード感を武器に、「良い品を創意と熱意と人の輪で」を社訓に掲げている業者です。大量生産だけではなく、小ロットにも対応。提案から行っているので、気軽に相談できます。

本社所在地 東京都墨田区八広3-38-13
営業時間/定休日 記載なし
電話番号 03-3861-6618
グーグルマップ

ヨシオカの
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引用元:オーティス株式会社公式サイト
https://otis-group.com/
対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

公差実力値±0.05mm程度(素材・形状による) 参照元:オーティス公式HP(https://otis-group.com/blog/290/

試作納期

社内保有素材の場合は最短即日納品可能(目標6時間)

特徴1

自社開発の生産設備を多数持ち、金型・治工具の内製化ができる体制により、開発・試作~量産と、製品開発を段階ごとにサポートできる。

特徴2

今後、より求められる技術ニーズを捉えた、フィルムや金属箔などの加工実績があり、歩留まりの改善・難加工材への対応を実現

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高クリーンレベルで選ぶなら

シーエステック

シーエステック株式会社公式サイト
引用元:シーエステック株式会社公式サイト
https://www.cstec-jp.com/
対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

±0.05~±0.3

試作納期

場合によって即日対応するケースあり。通常、納期の目安は平均1週間程度

特徴1

ISOクラス1(1m²に0.1ミクロンのホコリが10個以下)のスーパークリーンルームを完備、医療品分野などでマストとされる要件を満たした加工環境を持つ。

特徴2

PDMS(ポリジメチルシロキサン)成形や高精度の貼り合わせ加工、アッセンブリ、パッケージングまでワンストップで対応でき、短納期を実現。

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大倉工業株式会社公式サイト
引用元:大倉工業 ラミネートサービス特設サイト
https://okura-tasai-tasai-tasai.okr-ind.co.jp/service/lamination/
対応業界
  • 情報機器
  • エネルギー
  • 自動車
  • 医療
  • 半導体
  • 家電
  • 建材
加工精度

ラミネート公差 ±0.2 mm・スリット幅 1 mm~対応

試作納期

小ロット5 m~試作対応、短納期サンプルも相談可

特徴1

打ち抜きだけでなく、貼り付け・貼り合わせ・スリット・ラミネート・脱泡まで⼀貫対応。多種材料をワンストップで提案。

特徴2

R2R/R2S/S2Sの3方式ラミネート+独自カール矯正&クラス1 000クリーン環境で薄膜もフラット・気泡レスに仕上げ、試作から量産までサポート。

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